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工事前です。奥に見える建物は、1期として建てたメインとなる建物です。今回は、手前に2期としてゲストハウス兼工房を建てる予定です。1期の建物も紹介してありますのでご覧ください。

基礎が出来上がりました。いよいよ、建前となります。


構造材といわれる骨組みは、地元葛尾産の杉や地松をふんだんに使います。写真は自社製材工場にて、丸太を1本ずつ構造材として加工している様子です。それから、大工さんが組み建てるように細工をします。昔ながらの、墨付け→加工とすべて手作業にて行います。木は生きています、木の特性や癖を見分けるには、手間がかかりますが手作業が一番です。

建前作業はとても重要で、しかも、危険を伴うので、安全に作業できるように足場をかけます。構造の材料も搬入され、いよいよ建て方です。





土台を入れています。いよいよ建て方と進みます。



クレーン車もセット完了です。吊り上げながら材料を組み上げて行きます。


組み上げる前の材料です。脇から見ると、年輪が見えると思います。集成材では出ない無垢材の証拠です。

2階の床組みまで組み上がりました。最上部の棟が上がるのももう少しです。棟が上がると上棟となります。


頂上部の棟といわれる角材が上がり、上棟となりました。

小屋梁は丸太をタテ割りにした太鼓梁といわれるものです。上に沿っているため見た目以上に強く、昔は当たり前に使っていました。最近、あまり見る事が出来ないのは、プレカットと言われる機械で加工を行うため、四角のものしか加工できない弱点があるためです。太鼓梁を使えるのは、手作業にしか出来ない職人技です。

小屋組みに至るまで葛尾産の杉や地松を使っています。集成材や外国産の材料は一切使っておりません。


野地板まで完了しました。この板が屋根の下地になります。合板ではなく、地松の板を一枚一枚はりました。

いよいよ屋根工事です。緑色に見えるのは、屋根材の下に敷くアスファルト系の防水シートです。

屋根の上から見てます。左面がトタン屋根の工事前で、右面がトタン屋根の葺き上がりです。一枚ずつ専門の職人さんが葺き上げます。


外部は樹脂サッシも入り、防水シートも張り上がりました。防水シートの上に打付けてある木材は、壁の中の湿気を抜くための空気の通り道を確保する通気胴縁と言う木材です。現在の住宅工法には必要不可欠となってます。

2Fの床を下から見たところです。1Fの天井としてもこのまま見せますので、カンナで一つ一つ木材を仕上げて化粧仕上げとしました。ここまで見せることが出来る住宅はあまりないと思います。